2007年04月01日

東品川ポンプ所@見学施設紹介

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雨水ポンプ


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■テーマ:「東品川ポンプ所」紹介
■情報源:東京都下水道局
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先日竣工したばかりの東京都下水道局「東品川ポンプ所」を見学した。

この施設は、品川区や目黒区を流れる目黒川沿い一部地域の浸水被害の軽減と、目黒川や京浜運河の水質改善を図る目的で建設された下水道施設。
ポンプ所の屋上や雨水貯留池の上部が公園として一般開放されているのも特徴の1つとなっている。

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ジェットエンジンで動く非常用発電設備


浸水被害軽減と水質改善の両立方法は如何に?
その答えは、地下空間にある巨大なポンプと貯水槽にある。

この区域には、生活排水(汚水)と雨水が同じ管を流れる「合流式下水道」が埋設されているため、従来、大雨の際には汚水混じりの水がそのまま目黒川や京浜運河へと流れていた。
しかし今後は地下の巨大水槽と貯留管にある程度までは雨水を蓄えることが可能となり、雨が去った後に最寄の芝浦水再生センター(下水処理場)へと汚れた水が送られるシステムになった。

また、この地下空間に蓄えられない量の水が来た際には雨水ポンプ(5.25m3/s×3機)が大活躍し、雨水を京浜運河に放流することで、付近一帯の浸水被害を軽減する役目も果たす。

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雨水ポンプの駆動部


日頃目にしない地下空間での洪水防御と水環境改善に向けた大切な取り組み。

不定期に開催される見学会で是非その仕組みを見学してみては如何でしょう。

posted by 和田 at 23:56| Comment(0) | TrackBack(0) | ◆水を知る見学施設紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月21日

鶴見川流域センター@見学施設紹介

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photo1:鶴見川流域センター外観

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■テーマ:「鶴見川流域センター」紹介
■情報源:国土交通省関東地方整備局京浜河川事務所
http://www.tsurumi365.info/center/index.htm
■見学時間:約60分
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鶴見川流域センターは、鶴見川の洪水を一時的に溜める「鶴見川多目的遊水地」内に建てられた広報施設。

遊水地は国土交通省と横浜市により運営され、ワールドカップ決勝試合が行なわれた横浜スタジアムをはじめ、複数のレクリエーション施設が遊水地内に造られている。

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photo2:センター屋上からの眺め(その1)

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photo3:センター屋上からの眺め(その2)

遊水地の仕組みは次の通り。

1. 洪水で川があふれそうになった時、洪水を一段低い越流堤から遊水地に流し込む。
2. 洪水を遊水地に、一時溜め込む。
3. 河川の水位が下がった時点で、排水門を使って少しずつ川に流していく。

このセンターでは、主に小・中学生を対象に、鶴見川流域の成り立ちや洪水と多目的遊水地の役割、川に生息する生きものや植物などを学習することができる。
館内では美しいガイドの方々が常駐し、丁寧に施設内を説明してくれるのも素晴らしい。

遊水地の規模、また多目的利用のスケール伴に、日本を代表する施設であり、「都会の中の大規模河川施設」の役割を学ぶのに最適な施設。
機会があれば是非訪れてみては如何だろう。
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2006年09月02日

目黒区・川の資料館@見学施設紹介

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photo:川の資料館入口

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■テーマ:「目黒区・川の資料館」紹介
■情報源:東京都目黒区ホームページ
■見学時間:約20分
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「目黒区・川の博物館」は、目黒川船入場調節池上に建設された見学施設。

主に小学生を対象に、目黒川の歴史や東京都内の川の変遷に関する資料が展示されている。

また、川に関する様々な資料、文献、過去の新聞記事等々、東京都を流れる川の情報が豊富に整理されている。
東京の川について調べる際には是非訪れてみたい施設だ。

土日祝日のみの開館と言うのが少々残念。
posted by 和田 at 20:32| Comment(0) | TrackBack(0) | ◆水を知る見学施設紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年07月11日

金町浄水場@見学施設紹介

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■テーマ:「金町浄水場」紹介
■情報源:東京都水道局
■見学時間:約90分
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東京都東部の水道供給の拠点である金町浄水場を見学する機会を得た。
この施設の主な特徴と浄水処理の仕組みについて簡単に紹介しよう。

【1】金町浄水場の特徴

●大正15年に操業を開始した、都内でも歴史のある浄水場の一つ。

●首都圏でも比較的水質が悪い江戸川を取水源としているため、東京都で初めて「高度浄水処理」が導入された浄水場。(平成4年)

●施設能力150万m3/日に対し、約1/3に当る日量52万m3の高度浄水処理を施し、従来の浄水とブレンドされて家庭に配水されている。

●全国の自治体で初めてのPFI注モデル事業として整備された常用発電設備が平成12年10月から稼働中。

【2】浄水処理の仕組み

金町浄水場では、一般的な「急速濾過方式」に一部「高度浄水処理」が加わり、次の手順で浄水処理が行われている。


@江戸川から取水

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 複数の取水塔より江戸川の水を取水。
    ↓
A高速凝集沈殿

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 川から取水した水に「凝集剤」を注入し、濁り物質を沈みやすくした上で、澄んだ水のみを分離する。
    ↓
B高度浄水処理(新たに導入され拡張中)

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 オゾン接触池にてオゾンにより有害物質を分解し、続いて生物活性炭吸着池にて微生物の力で汚濁物質を除去。
    ↓
C急速濾過

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 砂層でろ過し、残留物質を取り除く。
    ↓
D消毒

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 塩素により消毒をして配水池に水を貯めた後、需要に応じて水道水として各家庭に配水。


以上が高度浄水処理を加えた水道水ができるまでのプロセスでした。

川で水を取水してから飲料水が生まれるまでの時間は約5〜6時間。
また、1L(リットル)の飲み水を作るのに掛かる総コストは約0.2円。(高度処理水は通常の5%割高)
飲み水が生まれるまでの過程を是非体験してみては如何だろう。

なお、見学は各浄水場に申し込むと可能であるので、詳しくは東京都水道局のホームページを参照。
 →浄水場の見学

posted by 和田 at 06:18| Comment(0) | TrackBack(0) | ◆水を知る見学施設紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

北千葉導水ビジターセンター@見学施設紹介

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ビジターセンター入口

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■テーマ:「北千葉導水ビジターセンター」紹介
■情報源:国土交通省関東地整利根川下流河川事務所
■見学時間:約30分
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利根川と江戸川を結ぶ28.5kmの「北千葉導水路」を紹介する実に立派な資料館。
北千葉導水ビジターセンターでは、その導水路の役割やしくみ、利根川や手賀沼の自然について、展示パネルや映像を通じて紹介している。

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館内でのガイド風景

北千葉導水路事業の目的は3つ。

@治水・・・・・手賀沼周辺地域の大雨による浸水被害を防ぐ
A利水・・・・・東京・埼玉 ・千葉で飲み水が足りなくなったときに供給
B水環境改善・・手賀沼の水質悪化を緩和

日常生活では触れる機会の少ない「大規模河川施設」の役割を学ぶのに最適な施設。
北千葉地域へ出かけた際には、是非とも立ち寄ってみては如何だろう。
posted by 和田 at 06:14| Comment(0) | TrackBack(0) | ◆水を知る見学施設紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年07月07日

東京都虹の下水道館@見学施設紹介

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photo:東京都虹の下水道館

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■テーマ:「東京都虹の下水道館」紹介
■情報源:東京都下水道局
 →ホームページ
■見学時間:約30分
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「東京都虹の下水道館」は、臨海副都心で使われた水を処理する「有明水再生センター」に併設されている科学館。

主に小学生を対象として下水道の秘密を紹介する展示施設で、この施設の一番の売りは大画面のシアター。
このシアターでは、下水道に関する好きな映像を選択して楽しむことができる。

普段は地下にあり見る機会も知る機会もない下水道施設。
隣接する「東京都水の科学館」とあわせて、休日に家族連れで訪れてみては如何だろう。
posted by 和田 at 07:12| Comment(0) | TrackBack(0) | ◆水を知る見学施設紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

東京都水の科学館@見学施設紹介

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photo:東京都水の科学館

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■テーマ:「東京都水の科学館」紹介
■情報源:東京都水道局
 →ホームページ
■見学時間:約60分
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「東京都水の科学館」は、臨海副都心地域一体に水道水を配給する「東京都有明給水所」に併設された水の科学館。

主に小学生を対象として、水道を中心に水の姿を体験、実験、発見できる施設。

また、約30分の地下探検ガイドツアーでは、実際に稼働中の水道供給施設を見学し、水道水が臨海副都心一帯に供給される仕組みを理解することができる。

娯楽性、ゲームに凝りすぎるあまり、「水の科学」というコンセプトとは少し遠い感があるが、子供達が水を知るきっかけ作りと考えれば仕方ないかも。

徒歩10分圏内に隣接する「虹の下水道館」とあわせて、休日に家族連れで訪れてみては如何だろう。
posted by 和田 at 07:11| Comment(0) | TrackBack(0) | ◆水を知る見学施設紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年05月25日

レインボーブリッジ@見学施設紹介

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photo-1:晴海側(ノース)からレインボーブリッジを望む

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■テーマ:東京港を一望「遊歩道レインボープロムナード」紹介
■情報源:首都高速道路株式会社
http://www.shutoko.jp/drivers/route/rosen/rainbow/
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東京のランドマークの一つである「レインボーブリッジ」を徒歩で、しかも無料で横断できるのをご存知だろうか?
その名も、歩行者専用の遊歩道「レインボープロムナード」。

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photo-2:お台場側(サウス)プロムナード

湾岸エリアを一望し、東京のウォーターフロントをのんびり見るには最高のスポット。
東京が「水の都」であることを実感できること間違いなし。
おすすめコースは次の通り。(所要時間:芝浦埠頭駅から往復約1時間20分)

1.新交通ゆりかもめ「芝浦埠頭駅」下車

2.レインボーブリッジの塔に向かって徒歩5分。案内看板あり。

3.道路の両側に遊歩道があるが、まずはお台場側(サウス)がおすすめ。 そこで、サウス側のエレベーターを利用。

4.サウス側遊歩道からはお台場と東京湾の美しい景色が見れる。約20分ほどのんびり歩くと、ノース側(晴海側)へ移動するアンダーパスが出現。そこをくぐり、ノース側へ。

5.出発地の晴海埠頭方面に戻りながら、湾岸エリアの光景を楽しめる。

6.新交通ゆりかもめ「芝浦埠頭駅」へ

※ノース遊歩道を戻らず、そのままお台場へ抜けることも可能。車の場合、芝浦側の管理事務所に駐車場有。

通行可能時間等の詳細は以下のサイトがおすすめ。

「ODAIBA DATE NAVI」
http://www.date-navi.com/odaiba/rainbow.html
posted by 和田 at 12:21| Comment(0) | TrackBack(0) | ◆水を知る見学施設紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年05月19日

蔵前水の館@見学施設紹介

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photo-1:蔵前水の館外観

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■テーマ:蔵前水の館紹介
■情報源:東京都下水道局
http://www.gesui.metro.tokyo.jp/odekake/s_kuramae.htm
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「蔵前水の館」は、東京都が管理する下水道幹線の人孔を活用した下水道見学施設で、大相撲蔵前国技館の跡地に建設されている。
個人であれば、予約なしで見学可能で、担当の案内係の職員が様々な説明を行ってくれる。

特にこの見学施設の最大の目玉は、東京都23区内で唯一である、地下30mにある内径6m強の下水管を直接見ることができる点。
我々の生活排水(汚水)が無処理の状態で流れているシーンはあまり見る機会はない。
「水」を利用すること=「水」を汚すこと であることが判り易く理解できる見学施設である。

その他展示場の構成は以下の通り。

■地下一階:「下水道事業と再構築」コーナー

 下水道管のサンプル、他都市のマンホール、シールドマシン模型などが展示。

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photo-2:下水道管

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photo-3:マンホール  

■地下二階:「蔵前の歴史」コーナー

 下水道の今昔から、大相撲の資料までが展示されている。

■地下三階:「見える下水道管」コーナー

 下水管の一種である「らせん案内路」の模型と実物が展示。
 また、下水道幹線とそこを流れる汚水も直接見ることが可能。

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photo-4:らせん案内路(ドロップシャフト)の模型  

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photo-5:下水道幹線(浅草橋幹線)

日常生活では見えないものを見学することで、日々の生活に新たな感動を生みだす。
是非とも家族で一度見学することをおすすめする。
posted by 和田 at 10:22| Comment(0) | TrackBack(0) | ◆水を知る見学施設紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月09日

水リサイクルセンター@見学施設紹介

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水リサイクルセンターのパンフ


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■テーマ:新宿副都心・水リサイクルセンター紹介
■情報源:東京都下水道局
http://www.gesui.metro.tokyo.jp/odekake/s_rcycle.htm
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超高層ビルが立ち並ぶ新宿副都心。
このエリアにある29のビル群に水洗トイレ専用の下水処理再生水を配水する施設が「水リサイクルセンター」。

高層ビル地下4階にひっそりと目立たずに構える施設だが、個人、団体伴に常時見学可能。
係の方が丁寧に施設の概要を説明をしてくれるので、是非傍を訪れた際には見学をしよう。

昭和59年に配水がスタート。
一日当り、小学校プール約12杯分の水洗トイレ専用水を配水し、最古の住友ビルを除き、新宿高層ビル群のトイレ水はすべてここからの水で賄われている。

この水源は「落合水再生センター(下水処理場)」で高度処理された下水処理水。
我々の生活廃水や雨水を再利用している訳だ。

実はこの下水処理水の再利用はこの副都心だけではない。
東京都では、「臨海副都心」「品川駅周辺」「大崎駅周辺」「汐留地区」の所謂「再開発地区」でも同じような水の再利用が行われている。
  
「飲み水をトイレに流すなんてもったいない!」
再生水の価格は、水道(飲み水)の約6割弱。
再生水を利用するビルにとっては、水道と再生水専用の施設が必要となるが、長期的にはこの初期コストも回収できるそうだ。

限りある水資源。
この「水」を大切に使い回す取組みが、東京の最先端の商業地域で盛んに行われていることを知れば、何気なく入ったトイレでも楽しくなってしまう。

まずは、お台場や汐留のトイレに行こう!
  
 
posted by 和田 at 11:19| Comment(0) | TrackBack(0) | ◆水を知る見学施設紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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