2006年07月26日

韓国・清渓川復元事業@水トピック

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復元した清渓川
(seoulnaviホームページより引用)

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■テーマ:韓国ソウルの一大事業「清渓川復元プロジェクト」紹介
■情報源:韓国ソウル市公式ホームページ
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「首都中心部を流れる河川の復元によりソウル600年の歴史を回復し、21世紀文化環境都市として北東アジアの中心都市を目指す」

お隣韓国の首都ソウルでは、このような大規模な河川再生事業がソウル市長の強力な牽引力で短期間に実施され、世界的に注目を集めている。

事業の概要は次の通り。

●主な工事
 暗渠化(川に蓋をしてしまった状態)した上の道路及び高速道路を完全に撤去し、600年前の自然型河川を復元。
 川の両側に散策路や自転車道路、休憩スペースを整備し、市民の憩いの場とする。
●事業区間
 約5.8km
●総工費
 約400億円(概算)
●工期
 4年間

本プロジェクトに関する有用なホームページ(日本語)をいくつか紹介する。

■清渓川復元事業(ソウル市)
 →ソウル市ホームページ

■清渓川(ソウル市 Hi Seoul)
 →ソウル市Hi Seoulホームページ

■特集・清渓川復元事業(ソウルナビ)
 →ソウルナビ・ホームページ


事業そのものの発想の豊かさ、スケールの大きさに加え、大都市における公共事業を取り巻く利害関係や市民の声を適正に分析・管理しながら合意形成に至ったプロセスが特に評価されているプロジェクト。

首都東京においても「日本橋の復元問題」が一時話題となったが、都市再生という大きな視点から東京の川の将来ビジョンを定めて欲しいものだ。

2006年06月01日

「温泉」について@水トピック

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温泉マーク

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■テーマ:日本の温泉文化と水
■情報源:ミツカン水の文化センター機関誌22号 他
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日本人は世界でもトップレベルの温泉好きな民族。
この背景には、昔から豊富な「水」があったことはもちろんだが、日本が火山列島に位置していること、また神仏に対し水を浴びて身を清めるといった宗教的な事情があるに違いない。

この「温泉」についての有用webサイトをいくつか紹介しよう。

【1】温泉とは?

そもそも「温泉」とは何か?
温泉に関し豊富な情報量を持つ以下のサイトを紹介したい。

日本温泉協会「温泉百科」

フリー百科事典「Wikipedia」 温泉のポータルサイト


【2】温泉と水文化

ミツカン水の文化センターの機関誌「水の文化」22号では、「温泉の高揚」として温泉と日本文化の特集が組まれており、インターネットで全コンテンツを閲覧可能である。
http://www.mizu.gr.jp/kikanshi/mizu_22/index.html

温泉と日本文化、温泉の科学、温泉の効能等々、「水文化」の視点から多くの記事が掲載されている。
記憶に残った言葉やトリビアを一部紹介すると、

 - わが国には約2300の温泉が存在する。
 - 一泊二食付温泉旅行のデビューは江戸時代。
 - 昭和23年に温泉法が制定され、温泉の基準が厳しく定められている。
 - 温泉観光は温泉「感幸」

【3】全国の温泉ガイド

検索エンジンで「温泉」と入力するだけで、数々の温泉ガイドサイトが抽出される。
最後に、いくつかおすすめのサイトを紹介しよう。

温泉ナビ

全国温泉ガイド

ほっこり温泉(じゃらん)

日本温泉ネットワーク


世界に誇るべき「日本の温泉文化」。
温泉に浸かりながら更なる感動を味わうためにも、是非温泉の基礎知識を高めておこう。

「水に関するNPO」について@水トピック

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PORTAL 2005.11月号表紙

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■テーマ:水や川を対象に活動するNPOの検索
■情報源:「PORTAL 2005.11月号」他
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今や日本には約25,000(2005.12末現在)ものNPO法人が存在し、水や川に関するNPOも少なくない。
そこで、「水・川に関するNPO」にインターネット上でアクセスする方法を以下に紹介しよう。

そもそも、「NPO」とは何か? まずはNPOの定義を簡単に整理する。
 
Nonprofit Organization(非営利組織)という名称から、「利益」を上げてはいけない組織と勘違いしがちだ。
しかし実際には、利益を上げても構成員・社員に分配せず、団体の活動目的を達成するための費用に充てれば問題ない。
つまり、NPO活動を通じて大儲けしようが、その利益を個人の懐に入れず、次の社会的活動に還元している限りは「非営利組織」である訳だ。
この点が、利益を得て配当することを目的とする「民間企業」に対し、必要経費を除いた利益を常に社会的活動に還元する「NPO」との違いとなる。

NGO(非政府組織)との明確な線引きは無いが、国際協力や環境分野ではNPOよりNGOの方がよく使用されるらしく、「非政府」と言う用語からも、非営利を前提として、「政府」と対等な立場で活動する機会を持つような(ある程度の規模の)団体がNGOであると考えると判り易い。

詳しくは、「日本NPOセンター」の「NPOの基礎知識」に判りやすく整理されているので是非参照頂きたい。
 →http://www.jnpoc.ne.jp/index.html

「水・川に関するNPO」への主なアクセス方法を以下に紹介する。

【1】NPO法人データベースの利用

NPO法人データベース「NPO広場」

上記サイトの「NPO法人一発クイックサーチ」で、「水」「川」と言う用語を入力すると、そのキーワードを含む全国のNPO団体が抽出される。
地名でヒットする場合等のデメリットもあるが、一般の検索エンジンよりは精度高く、水や川に関するNPOにアクセスすることが可能。

【2】川の情報検索サイト「カワナビ Kawanavi.net」

カワナビ Kawanavi.net

上記サイトの「ふれあい館」の中に、「NPO/NGO」の紹介リンク集がある。
特に「川」を中心に活動する団体へアクセス可能。

【3】日本河川協会

日本河川協会「川のなんでもリンク集」及び「川や水の活動団体名簿」

上記サイトの「川のなんでもリンク集」では、川や水に絡む全国のNPO,NGO,個人が紹介されている。
また、「川や水の活動団体名簿」では、様々なキーワードから川と水に関係する団体や個人を抽出可能。

【4】川に学ぶ体験活動協議会

◆「川に学ぶ体験活動協議会」
http://www.rac.gr.jp/04member/member-dantai.html

上記サイトの「構成団体」では、川に関係するNPOや団体が紹介されている。


最後に、NPO法人を作るにはどうしたらよいか?
詳しくは、内閣府のホームページが参考になる。
http://www.npo-homepage.go.jp/index.html

また、財団法人河川情報センターの機関紙「PORTAL 2005.11月号」でも特集記事が掲載されている。


身近な河川や水環境の改善に取り組むNPOの増加は、これまでお上の仕事であった水行政に対する市民の関心の高まりの象徴と言えよう。
今後の展開が楽しみ。果たして10年後の水行政はどうなっていることだろうか?

2006年05月31日

「レオナルド・ダ・ヴィンチと水」について@水トピック

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モナリザ

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■テーマ:レオナルド・ダ・ヴィンチと水の関わり
■情報源:「水の文化情報誌Front」2000.12号特集記事
      水の話・十講(ISBN4-7598-0781-0)
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レオナルド・ダ・ヴィンチ(1452〜1519年)と言えば、「モナ・リザ」や「最後の晩餐」など、偉大な芸術家としてのイメージが強い。

その一方で、芸術分野以外でも、天文学、物理学、植物学、解剖学、建築、土木、自然科学などあらゆる分野で、科学者・技術者として高い成果を上げている。
これら研究成果・記録は、「レオナルド・ダ・ヴィンチの手記」と呼ばれるノートとして残されており、その数は8,000ページ以上にものぼると言う。

 →レオナルド・ダ・ヴィンチ by Wikipedia


レオナルド・ダ・ヴィンチと「水」の関わりについて、簡単に整理してみよう。

【1】科学者としてのダ・ヴィンチ

「水は自然を動かす運転者である」「川の水は海から来るのではなく、雲から来るのだ」等のダ・ヴィンチの言葉からも判るとおり、ダ・ヴィンチは生涯にわたり水に対する旺盛な研究を行った。
以下を例とする「水科学者」としてのダ・ヴィンチの業績は、全て手記であるダ・ヴィンチ・ノートの中に残されている。

◆地球上の「水循環」を世界で最初に説明した科学者
◆流体力学や水理学という学問の先駆けとなる「水流研究」のパイオニア
◆流速計や湿度計など、「水」を定量的に計る器具の発明家

【2】技術者・工学者としてのダ・ヴィンチ

土木技術者・計画者・建築家としてのダ・ヴィンチの業績も見逃せない。例えば、

●1487年頃(35歳):運河を中心とするミラノの都市整備計画に従事
●1494年頃(42歳):ミラノの「マルテザーナ運河」工事の設計監督
●1503年頃(51歳):建築技術総監督として、アルノ川水路開削計画に従事
●1509年頃(57歳):上記開削工事の設計監督として従事
●1516年頃(64歳):フランス・アンボワーズにてシェル川の一台水利事業計画を立案


ルネッサンス期の「万能の天才」故に成し遂げられた数々の偉業。
現在は各種専門に特化し分業されているが、本来の「自然」は一つであり、自然というシステム全体を見抜く観察力を持つ人物こそが、真の科学者であり芸術家でもあるのだろう。

今巷で話題のレオナルド・ダ・ヴィンチだが、「水」との関わりの視点から人物を見るのも面白そうだ。

2006年03月07日

「銭湯」について@水トピック

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水の文化情報誌FRONTの銭湯特集

  
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■テーマ:銭湯の歴史と今後
■情報源:水の文化情報誌FRONT 2005.2月号(No.197)
http://www.rfc.or.jp/book/fro_f.html
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日本人は大のお風呂好き。
銭湯、温泉、家庭風呂・・・・・
日本人と「水」との関わりの深さを考える上で、大切な水文化の一つと言えよう。

昔は大衆浴場としてあちこちで見かけた「銭湯」も、最近ではその数が激減しているという。
そんな「銭湯」の魅力を再発見しようという特集記事を見つけ、銭湯のことを色々調べてみた。

奈良時代から日本で普及したという「銭湯」。
その詳しい歴史は以下のホームページに判りやすく整理されている。

■東京都浴場組合ホームページ 「銭湯の歴史」
 →http://www.1010.or.jp/menu/history/rekishi00.html

■ピーマス 「銭湯の歴史をひも解く」
 →http://www.pmas.co.jp/main/main_01.html


しかし、家庭風呂の普及、施設老朽化、後継者不足等の理由で銭湯の数が激減していることは、一つの日本の文化を失う様な寂しさを感じる。

その一方で、最近秘かなブームとなっているのが「スーパー銭湯」。
サウナや露天風呂、日替わり湯、ジェットバスなどの多様な浴場に加え、レストランやエステ、マッサージといった施設を備えたレジャー施設だ。

このスーパー銭湯の定義は曖昧だが、よく整理されたサイトを紹介しよう。

■株式会社玉岡設計「スーパー銭湯とは」
 →http://www.tamaoka-sekkei.co.jp/index.html

最後に、雑誌の中で特に印象に残った内容を紹介しよう。

田村隆一の詩に「銭湯すたればこの世もすたる」とあるそうだ。
昔から、子供たちは銭湯でしつけを受け、礼儀も学んできたという。
「最近の子供たちの間で起きている様々な問題も、銭湯に解決の糸口があるように思う」という一文はとても感銘を受けた。

銭湯は日本の大切な水文化の一つ。
たまには自宅の風呂や温泉とは別に、近所の銭湯にも足を運んでみよう!

■Enjoy TOKYO 「東京都 湯めぐりガイド」
 →http://www.enjoytokyo.jp/TK/TK051028_climax_yu.html

  
  
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