2009年12月11日

水に関する至言・卓説集 第6選

水や川に関わる書籍を読んでいると、「なるほど」と心打たれる言葉や論説に出会うことがあります。
そんな水に関する至言・卓説を紹介するシリーズの第6弾。

今日は最近読んだ川に関わる本から紹介させて頂きます。

◆「川は生きている―自然と人間」(森下郁子 P208)

河川を考えるということは、つまりそこで生活する人たちの文化の質と価値観の問題なのである。

◆「日本の民俗〈2〉山と川」(湯川洋司 P2)

山から海へ至る水の流れに沿いながら一筋に結ばれた暮らしの連携こそが、日本の暮らしの原型となってきた。(中略)一筋の水の流れを水系といい、その流れのおよぶ地域を流域ということができるが、その具体的な表れは川にほかならない。だからまた日本は川の国だともいうことができよう。

◆「日本の民俗〈2〉山と川」(菅豊 P200)

水は、川という器に従うときには、用水であるとともに、魚を育て捕る場であったり、交通路であったり、動力源であったり、さらには遊び場であったりする。実に可変的で、多様な価値を、水はもっているのである。

◆「日本の民俗〈2〉山と川」(菅豊 P210)

人には「人柄」、土地には「土地柄」があるように、水にも「水柄」がある。その「水柄」は、人々の生活を規定し、そして、そこにはぐくまれる文化を創造し、さらに、そこで育まれてきた人々の性格にまでも影響を及ぼす。

◆「日本の民俗〈2〉山と川」(湯川洋司 P282)

川が流域の暮らしの質を映し出すものであるとすれば、水の質もまた同じように暮らしの質に応じて変化する。水を汚さず、水の流れも止めずに誰もが安全に利用できるようにするためには、一見遠回りのようだが、私たちの暮らしとその場を健やかにはぐくむことが何よりも大切で確実は方法になろう。

◆「里川の可能性―利水・治水・守水を共有する 」(沖大幹 P131)

結局、今後の川をどうしたいのか、の判定基準は、いかにすればわれわれの子孫にとって良い川を残せるか、にある。何が百年後、千年後に「良い」川なのか、行政だけに任せず、各人が知恵を寄せ合うことが大事なのである。
posted by 和田 at 06:30| Comment(0) | 水の至言・卓説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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