2006年09月30日

"水辺を走る"シリーズ5(立会川)@訪問記

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感潮区間で濁った立会川

水辺の風景を味わいながらジョギングを楽しむ企画の第五弾。

今日は、目黒区から品川区を流れ、数年前にボラが大群で現れ話題となった「立会川」沿い往復約4kmのジョギングコースを紹介しよう。

【1】立会川について

立会川は、目黒区碑文谷一丁目の宮前橋付近から始まり、品川区東大井で勝島運河に注ぐ全長約7.4kmの二級河川。
昭和47年に月見橋から上流の部分が暗渠化されてからは、暗渠部分は下水道幹線として利用され、現在立会川として目にすることが出きるのは、月見橋から勝島運河までの約750mに過ぎない。

名前の由来は諸説あるが、鈴ヶ森刑場へ送られる罪人を立会川を挟んでその親族や関係者が最後に見送る(立ち会う)事から「立会川」となった説が有力。

毎年の水質調査でワースト記録を出し続けている立会川は、その濁った水や川沿いの柵など、一昔前の都市河川を思いださせる光景。
しかしながら、東京都の環境改善の努力により、一部分ではあるが美しい川が戻りつつある。

【2】おすすめコース概要(京浜運河合流点までの往復約4km)

京浜急行立会川駅→(ジョギング)→月見橋<折返し>→勝島運河遊歩道→京浜運河合流点<折返し>→京急立会川駅

【3】立会川の風景(訪問記)

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月島橋から上流部は蓋がされ、川の姿を見ることはできない。

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川が姿を現す月見橋地点。いかにも都市河川と言う感じの登場の仕方だ。
ここ月見橋ではJR導水が合流し、JR東京駅周辺の総武トンネルより湧き出る地下水が、立会川浄化を目的に日量約4,500t放流されている。


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JR導水により透明のきれいな水が流れ、三面張り河川ながら魚も見ることができる。頭上部には洪水を監視するモニターが設置。

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京急立会川駅付近の様子。感潮区間の為に運河からの海水が遡上し、流れが停滞するために水質を悪化させている。
まるでバスクリンのような、途上国顔負けの緑色の水。

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立会川流末地点の勝島運河合流部。この付近でも、夏場のみ試験的な導水が行なわれ、比較的水質が良好な勝島南運河の水を放流することで水質改善を図っている。

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勝浜運河の様子。釣り船と作業船が係留され、運河沿いの遊歩道の花壇には様々な花が植えられている。

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勝島運河と京浜運河の合流地点。2003年、大量のボラはここを通り、立会川上流部まで遡上したのだろう。


【4】参考webサイト

 ◆東京都ホームページ 立会川導水事業報道発表
posted by 和田 at 17:06| Comment(0) | TrackBack(0) | ◆"水辺を走る"シリーズ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月29日

"水辺を走る"シリーズ4(高浜運河編)@訪問記

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高浜運河の様子

水辺の風景を味わいながらジョギングを楽しむ企画の第四弾。

今日は、品川近辺のウォーターフロント、「高浜運河」往復約4kmのジョギングコースを紹介しよう。

この地域は、高浜運河遊歩道として整備された品川駅に隣接する貴重な親水空間。
運河沿いには洒落たデザインのビル群が立ち並び、未来都市を思わせる空間を生み出している。

【1】おすすめコース概要(左右岸往復約4km)

東京モノレール天王洲アイル駅→目黒川水門→(ジョギング)→高浜運河遊歩道→浜路橋<折返し>→天王洲アイル駅

【2】高浜運河の風景(訪問記)

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スタートの目黒川水門。昭和47年に完成した単葉ローラーゲート式の高潮水門で、運河クルーズ船や漁船の往来を見ることができる。
高浜運河はここからスタート。


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天王洲の高層ビル群・倉庫群と地ビールが楽しめるビアガーデン「TY Harbor Brewery」。
2006年、東京都「運河ルネッサンス」第一号モデル地区として、東京初の運河に浮かぶラウンジ「WATERLINE」がオープン。

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珍しい「浮き桟橋構造」の遊歩道。
運河沿いに巡らされた総延長5kmの遊歩道は、実は橋の下で約30ヵ所も分断されている。
そこで、この分断箇所を早期に結ぶために港区が導入したアイデアがこの「浮き桟橋」だ。

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芝浦水再生センター(下水処理場)の放流口。
何と巨大なボラの大群が放流口に群がり、その魚を求めてか海鵜や鴨までも群がっていた。

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高浜運河の親水性護岸。
正式には、高潮堤防の内部護岸といい、地震時の護岸倒壊による背後地の浸水を防止するとともに、高潮時に水門を閉鎖した後の降雨・下水等の流入による内水面の上昇から背後地を防護する施設。
ちなみに、この付近は平均干潮面から高さ3.0mで一律整備されている。

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折返し地点の浜路橋。この周辺はタワー型マンションの建設ラッシュ。スタートより約2キロ地点。


【4】参考webサイト

 ◆高浜運河 親水護岸の紹介


 ◆浮き桟橋の詳細説明


posted by 和田 at 21:28| Comment(0) | TrackBack(0) | ◆"水辺を走る"シリーズ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月21日

鶴見川流域センター@見学施設紹介

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photo1:鶴見川流域センター外観

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■テーマ:「鶴見川流域センター」紹介
■情報源:国土交通省関東地方整備局京浜河川事務所
http://www.tsurumi365.info/center/index.htm
■見学時間:約60分
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鶴見川流域センターは、鶴見川の洪水を一時的に溜める「鶴見川多目的遊水地」内に建てられた広報施設。

遊水地は国土交通省と横浜市により運営され、ワールドカップ決勝試合が行なわれた横浜スタジアムをはじめ、複数のレクリエーション施設が遊水地内に造られている。

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photo2:センター屋上からの眺め(その1)

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photo3:センター屋上からの眺め(その2)

遊水地の仕組みは次の通り。

1. 洪水で川があふれそうになった時、洪水を一段低い越流堤から遊水地に流し込む。
2. 洪水を遊水地に、一時溜め込む。
3. 河川の水位が下がった時点で、排水門を使って少しずつ川に流していく。

このセンターでは、主に小・中学生を対象に、鶴見川流域の成り立ちや洪水と多目的遊水地の役割、川に生息する生きものや植物などを学習することができる。
館内では美しいガイドの方々が常駐し、丁寧に施設内を説明してくれるのも素晴らしい。

遊水地の規模、また多目的利用のスケール伴に、日本を代表する施設であり、「都会の中の大規模河川施設」の役割を学ぶのに最適な施設。
機会があれば是非訪れてみては如何だろう。
posted by 和田 at 23:56| Comment(0) | TrackBack(0) | ◆水を知る見学施設紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月15日

"水辺を走る"シリーズ3(京浜運河編)@訪問記

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京浜運河の様子

水辺の風景を味わいながらジョギングを楽しむ企画の第三弾。

今日は、大井埠頭周辺のウォーターフロント、「京浜運河」約5kmのジョギングコースを紹介しよう。

この地域は、戦後から始まった臨海部の大規模埋立整備により人工的に造成されたエリア。
よって、本来の「自然」とは程遠いが、都心のウォーターフロントとして立派な公園が複数整備されているため、緑と親水性豊かな空間が生まれている。

京浜運河の中でも、大井北埠頭勝島緑道公園〜京浜運河緑道公園〜大井埠頭中央海浜公園と立派な公園内のジョギングコースが整備された区間について紹介する。

夕日で水面が輝く光景は最高。是非夕涼みのひと時に運河沿いを散策、もしくはジョギングしてみては如何だろう?

悪天候で写真が暗いのが残念。

【1】おすすめコース概要(約5km)

東京モノレール天王洲アイル駅→(徒歩)→品川埠頭橋start→(ジョギング)→大井北埠頭勝島緑道公園→京浜運河緑道公園→大井埠頭中央海浜公園→大和大橋goal→東京モノレール流通センター駅

【2】京浜運河の風景(訪問記)

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スタートの品川埠頭橋。背後は天王洲の高層ビル群。また手前は、品川火力発電所の排水口。


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高浜運河との合流点であり、かつ目黒川の京浜運河との合流点でもある。

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京浜運河緑道公園の様子。おそらく災害時の船着場となるよう、水面に極めて近く遊歩道が設計されている。

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味気ない風景だが、勝島運河、かつ立会川との合流点。東京駅で処理に困った地下水を流すことで清流が蘇った立会川の末路。
一時期話題になった「ボラ」の大群は、この運河を遡上していったはず。

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大井埠頭中央海浜公園のオブジェと水上バス乗り場。いくつものオブジェが展示され、運河沿いの美術館のよう。

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なぎさの森干潟保全地区。水辺には人の立ち入りが禁止されているため、サギや渡り鳥を見ることができる貴重な都会のオアシス。

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ゴール地点の大和大橋(環状七号線)より羽田空港側を眺める。この地点で約5kmのジョギングコースは終了。

【4】参考webサイト

 ◆品川ベイエリア概略図
http://www1.cts.ne.jp/~jewelry/

posted by 和田 at 21:07| Comment(0) | TrackBack(0) | ◆"水辺を走る"シリーズ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月02日

"水辺を走る"シリーズ2(目黒川編)@訪問記

水辺の風景を味わいながらジョギングを楽しむ企画の第二弾。

今日は、都心を流れる代表的都市河川の一つである「目黒川」約7kmのジョギングコースを紹介しよう。

目黒川は、世田谷区から目黒区を通り、品川区で海に出る東京都が管理する二級河川。
しかし、上流部分は暗渠化(地下河川)されており、水面が見れるのは中目黒駅傍の国道246号線大橋から下流部からとなる。

そこで、この「大橋」をスタート地点に、河口部目指して7kmのジョギングをスタート。
ほとんどの区間に桜並木のジョギングコースが整備され、ちょっとした都会のオアシスを味わえるおすすめコース。

【1】おすすめコース概要(約7km)

東急田園都市線池尻大橋駅→(徒歩)→大橋→(ジョギング)→昭和橋→東急バスの新馬場バス停→(東急バス)→大橋→池尻大橋駅

【2】目黒川の風景(訪問記)

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スタートの大橋上流部。これより上流部は暗渠で地下河川となっており、川の姿を見ることはできない。

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大橋の下流側から大橋を望む。写真中央の部分から河川が出現し、まさに水が太陽と出会う瞬間の場所。

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典型的なコンクリート三面張り都市河川の姿。ここを流れる水の大部分は、新宿区の東京都下水道局落合水再生センターで下水を高度処理したものを導いてきたもの。それ故、臭いもなく、透明度も高い清流となっている。
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大橋から約2km地点にある「目黒川船入場調節池」付近。ここから川の様子が激変。川幅、水深伴に大きくなり、東京湾の潮汐の影響を受ける感潮区間となる。
「船入場」の名前からも、昔はこの地点まで舟運が盛んであったのだろう。
ちなみに、調節池は地下構造で、マンション8階相当の深さの大型貯水槽。上部は公園と「川の博物館」が建設されている。

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同じく典型的都市河川の様相。船入場調節池上流部との違いは、東京湾の潮汐の影響を受けるために水深が深く水がよどんでおり、流れがほとんど見られない。

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大崎駅付近の橋の様子。水辺の景観を作り出す目的に橋からシャワーが流れていた。

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大橋から6km地点。河口部まで残り1kmとなり、川幅が増し、流れがほとんど見られない感じ。

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ゴール地点の旧海岸通・昭和橋より高浜運河とJAL本社ビルを望む。この地点で約7kmのジョギング終了。

【4】参考webサイト

 ◆マイタウン目黒

 ◆Wikipedia 目黒川

 ◆目黒区川の博物館


posted by 和田 at 21:34| Comment(0) | TrackBack(0) | ◆"水辺を走る"シリーズ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

目黒区・川の資料館@見学施設紹介

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photo:川の資料館入口

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■テーマ:「目黒区・川の資料館」紹介
■情報源:東京都目黒区ホームページ
■見学時間:約20分
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「目黒区・川の博物館」は、目黒川船入場調節池上に建設された見学施設。

主に小学生を対象に、目黒川の歴史や東京都内の川の変遷に関する資料が展示されている。

また、川に関する様々な資料、文献、過去の新聞記事等々、東京都を流れる川の情報が豊富に整理されている。
東京の川について調べる際には是非訪れてみたい施設だ。

土日祝日のみの開館と言うのが少々残念。
posted by 和田 at 20:32| Comment(0) | TrackBack(0) | ◆水を知る見学施設紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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