2006年07月31日

韓国ソウル「清渓川」視察@訪問記

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2006年7月26日〜28日までの3日間、韓国の首都ソウルにおいて、都市河川再生事業により蘇った「清渓川(チョンゲチョン)」を見学する機会を得た。

折しも滞在期間中にソウル市を記録的な豪雨が襲い、美しい水辺空間としての清渓川、そして荒れ狂う水路としての清渓川の両面を見ることができたことも貴重な経験であった。

大都市における公共事業を取り巻く利害関係や市民の声を適正に分析・管理し、合意形成を経て為しえた大事業から得られる教訓は決して少なくない。
大都市再生事業の成功事例として国際的にも評価されつつあるプロジェクトだが、ソウル市民の本音は果たしてどんなものか?

再生事業に対する市民の本音を探るべく、韓国の友人達の率直な意見も一部紹介しつつ、都市河川再生事業の概要と、現地での視察結果を紹介したい。

資料の構成は以下の通り。

@清渓川再生事業の概要
A清渓川視察報告
B地元ソウル市民の声
C清渓川に関する参考図書とホームページ

わが国の首都東京においても「日本橋の復元問題」が話題となっている。
同じ地域特性を持つ隣国韓国の事例を知ることで、貴重な教訓が得られるかもしれない。

「韓国ソウル市・清渓川復元事業について」 PDFダウンロード(290kb)
posted by 和田 at 16:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ◆水を巡る旅【訪問記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年07月28日

ソウルYWCA(韓国・ソウル)@プール巡り

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ソウルYWCA


地方巡業の韓国版として、ソウル市内の公共プールにて練習。
日本と比べ、市内に公共プールの数が明らかに少ない。
この理由を友人に聞いたところ、面白い答えが返ってきた。

・韓国の財閥系大企業(サムソン、LG等)は、社員用に専用施設を保有しており、社員や家族はその施設を利用するために公共施設は使わない。
・同じく財閥系の大規模集合住宅内にはプールを含むスポーツジムを備えた施設があり、公共施設は使わない。

【プール info】
◆プール:ソウルYWCA
◆タイプ:25m短水路プール
◆料 金:6000韓国ウォン(約700円)
◆ H P :http://www.seoulywca.or.kr/
◆感 想:
客層、備品、施設利用時のルールのほとんどが日本のそれと変わらない。
ただし、明らかな水の質、特に比重の違いを感じることができる。
体が妙に浮いて、いつもより早く泳げる感じと言うのが率直な感想。
posted by 和田 at 18:02| Comment(0) | TrackBack(0) | ◆全国プール巡り | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年07月26日

韓国・清渓川復元事業@水トピック

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復元した清渓川
(seoulnaviホームページより引用)

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■テーマ:韓国ソウルの一大事業「清渓川復元プロジェクト」紹介
■情報源:韓国ソウル市公式ホームページ
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「首都中心部を流れる河川の復元によりソウル600年の歴史を回復し、21世紀文化環境都市として北東アジアの中心都市を目指す」

お隣韓国の首都ソウルでは、このような大規模な河川再生事業がソウル市長の強力な牽引力で短期間に実施され、世界的に注目を集めている。

事業の概要は次の通り。

●主な工事
 暗渠化(川に蓋をしてしまった状態)した上の道路及び高速道路を完全に撤去し、600年前の自然型河川を復元。
 川の両側に散策路や自転車道路、休憩スペースを整備し、市民の憩いの場とする。
●事業区間
 約5.8km
●総工費
 約400億円(概算)
●工期
 4年間

本プロジェクトに関する有用なホームページ(日本語)をいくつか紹介する。

■清渓川復元事業(ソウル市)
 →ソウル市ホームページ

■清渓川(ソウル市 Hi Seoul)
 →ソウル市Hi Seoulホームページ

■特集・清渓川復元事業(ソウルナビ)
 →ソウルナビ・ホームページ


事業そのものの発想の豊かさ、スケールの大きさに加え、大都市における公共事業を取り巻く利害関係や市民の声を適正に分析・管理しながら合意形成に至ったプロセスが特に評価されているプロジェクト。

首都東京においても「日本橋の復元問題」が一時話題となったが、都市再生という大きな視点から東京の川の将来ビジョンを定めて欲しいものだ。

2006年07月21日

「洪水ハザードマップ」について@水トピック

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品川区の洪水ハザードマップ(品川区HPより引用)


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■テーマ:洪水ハザードマップを知る
■情報源:財団法人 河川情報センターホームページ
http://www.river.or.jp/hazard/link/
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水害が発生する度に話題となる洪水ハザードマップ。
ハザードマップとは果たしてどんなものか、またどこで入手できるものなのか?
洪水ハザードマップに関する基礎情報を紹介する。

【1】洪水ハザードマップとは?

ハザードマップとは、自然災害による被害を事前に予測し、その被害範囲を地図化したものである。
一般に、予測される災害の発生地点、被害の拡大範囲および被害程度、さらには避難経路、避難場所などの情報が既存の地図上に図示されている。

●作成目的・・・万が一の水害時に、地域の住民が安全に避難できる事。

●作成者 ・・・浸水実績がある区域や、水防法によって指定を受けた浸水想定区域の通知を受けた市区町村長

●掲載内容・・・避難をするために必要となる情報として、「想定浸水深」、「避難所の位置および一覧」、「緊急連絡先」、「避難時の心得」など。

●作成効果・・・事前に洪水被害を知ることが出来、日頃から危機意識を持つことができる。その結果、実際の災害発生時に何をすべきか、何が必要かが冷静に判断でき、素早く避難することが出来る。

【2】歴史

日本では、1990年代より防災面でのソフト対策として作成が進められてきた。

導入当初は、ハザードマップで危険度高とされた地域からの「公表されると不動産価値が下がる」との懸念が問題となった。

しかし現在では、人命優先やリスクを正しく知るという観点、危険度高地域から行政が適切な対応をしているかの監視が可能になる点等の有用性が認められ、公表が常識となっている。

最近は、行政のみならず、損害保険会社においても作成が進められているハザードマップ。
しかし、掲載情報の取捨選択や、見やすさの追及、更には情報が硬直化する危険性などの問題も合わせての試行錯誤が今なお続いている。

【3】作り方

主な作成から活用に至る手順は次の通り。

@洪水ハザードマップ検討委員会の設置
A地図情報の収集整理
B洪水条件の設定
C洪水の氾濫解析シミュレーション、及び危険箇所(特に土砂災害)の現地調査
D避難情報の整理(避難所・ルート等々)
D防災上の課題抽出整理。
E洪水ハザードマップの完成
F住民への普及活動
G地域住民のハザードマップの活用

【4】入手方法

基本的に、自分の属する自治体の担当部署に問い合わせることで入手が可能である。
また、一部の自治体ではインターネットによるハザードマップのダウンロード・サービスも行っている。

内閣府「全国ハザードマップ・データベース」

財・河川情報センター「洪水ハザードマップ公表状況」

東京都「洪水ハザードマップ」

【6】利用方法と注意点

まずは自分の町の洪水ハザードマップを入手し、自宅の水災リスクを把握することが第一。
洪水時に達する水深のレベル、避難する場所とルート、そしてタイミング。
更には、土砂災害の危険性等をきちんと把握しておきたい。

ただし、自然災害相手だけに、ハザードマップで想定する発生地点や災害の規模もバラバラなのが現状。
また予測を超える災害発生の際には必ずしも対応できない可能性もあるので、注意が必要である。


※その他情報源
国土交通省京浜河川事務所

国土交通省狩野川ホームページ



2006年07月13日

富士見ヘルスプラザ(千代田区富士見)@プール巡り

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富士見ヘルスプラザ室内プール


IT関連企業が属する健康保険組合が運営するフィットネスクラブの施設。
よって組合員限定の施設であるが、一部時間限定で一般開放も行っているという。
この穴場情報は要チェック!

営業開始時間午後5時から泳ぎ始めたが、約一時間、プールを一人で独占。
まさに「超、気持ちい!」状態。

【プール info】
◆プール:富士見ヘルスプラザ室内プール
◆タイプ:25m短水路プール(水深浅め・5コース)
◆料 金:500円
◆ H P :http://www.tjk.gr.jp/k/undou/fujimi.html
◆感 想:
会員限定と言う条件付だが、施設の全てが綺麗で使いやすい。
ガラガラ、しかも完泳コース4コースに、徒歩コース1コースと練習には最高。
ビート版、プルブイ、計測時計もあり。

posted by 和田 at 18:01| Comment(0) | TrackBack(0) | ◆全国プール巡り | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年07月11日

金町浄水場@見学施設紹介

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■テーマ:「金町浄水場」紹介
■情報源:東京都水道局
■見学時間:約90分
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東京都東部の水道供給の拠点である金町浄水場を見学する機会を得た。
この施設の主な特徴と浄水処理の仕組みについて簡単に紹介しよう。

【1】金町浄水場の特徴

●大正15年に操業を開始した、都内でも歴史のある浄水場の一つ。

●首都圏でも比較的水質が悪い江戸川を取水源としているため、東京都で初めて「高度浄水処理」が導入された浄水場。(平成4年)

●施設能力150万m3/日に対し、約1/3に当る日量52万m3の高度浄水処理を施し、従来の浄水とブレンドされて家庭に配水されている。

●全国の自治体で初めてのPFI注モデル事業として整備された常用発電設備が平成12年10月から稼働中。

【2】浄水処理の仕組み

金町浄水場では、一般的な「急速濾過方式」に一部「高度浄水処理」が加わり、次の手順で浄水処理が行われている。


@江戸川から取水

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 複数の取水塔より江戸川の水を取水。
    ↓
A高速凝集沈殿

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 川から取水した水に「凝集剤」を注入し、濁り物質を沈みやすくした上で、澄んだ水のみを分離する。
    ↓
B高度浄水処理(新たに導入され拡張中)

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 オゾン接触池にてオゾンにより有害物質を分解し、続いて生物活性炭吸着池にて微生物の力で汚濁物質を除去。
    ↓
C急速濾過

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 砂層でろ過し、残留物質を取り除く。
    ↓
D消毒

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 塩素により消毒をして配水池に水を貯めた後、需要に応じて水道水として各家庭に配水。


以上が高度浄水処理を加えた水道水ができるまでのプロセスでした。

川で水を取水してから飲料水が生まれるまでの時間は約5〜6時間。
また、1L(リットル)の飲み水を作るのに掛かる総コストは約0.2円。(高度処理水は通常の5%割高)
飲み水が生まれるまでの過程を是非体験してみては如何だろう。

なお、見学は各浄水場に申し込むと可能であるので、詳しくは東京都水道局のホームページを参照。
 →浄水場の見学

posted by 和田 at 06:18| Comment(1) | TrackBack(0) | ◆水を知る見学施設紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

北千葉導水ビジターセンター@見学施設紹介

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ビジターセンター入口

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■テーマ:「北千葉導水ビジターセンター」紹介
■情報源:国土交通省関東地整利根川下流河川事務所
■見学時間:約30分
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利根川と江戸川を結ぶ28.5kmの「北千葉導水路」を紹介する実に立派な資料館。
北千葉導水ビジターセンターでは、その導水路の役割やしくみ、利根川や手賀沼の自然について、展示パネルや映像を通じて紹介している。

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館内でのガイド風景

北千葉導水路事業の目的は3つ。

@治水・・・・・手賀沼周辺地域の大雨による浸水被害を防ぐ
A利水・・・・・東京・埼玉 ・千葉で飲み水が足りなくなったときに供給
B水環境改善・・手賀沼の水質悪化を緩和

日常生活では触れる機会の少ない「大規模河川施設」の役割を学ぶのに最適な施設。
北千葉地域へ出かけた際には、是非とも立ち寄ってみては如何だろう。
posted by 和田 at 06:14| Comment(0) | TrackBack(0) | ◆水を知る見学施設紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年07月07日

東京都虹の下水道館@見学施設紹介

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photo:東京都虹の下水道館

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■テーマ:「東京都虹の下水道館」紹介
■情報源:東京都下水道局
 →ホームページ
■見学時間:約30分
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「東京都虹の下水道館」は、臨海副都心で使われた水を処理する「有明水再生センター」に併設されている科学館。

主に小学生を対象として下水道の秘密を紹介する展示施設で、この施設の一番の売りは大画面のシアター。
このシアターでは、下水道に関する好きな映像を選択して楽しむことができる。

普段は地下にあり見る機会も知る機会もない下水道施設。
隣接する「東京都水の科学館」とあわせて、休日に家族連れで訪れてみては如何だろう。
posted by 和田 at 07:12| Comment(0) | TrackBack(0) | ◆水を知る見学施設紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

東京都水の科学館@見学施設紹介

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photo:東京都水の科学館

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■テーマ:「東京都水の科学館」紹介
■情報源:東京都水道局
 →ホームページ
■見学時間:約60分
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「東京都水の科学館」は、臨海副都心地域一体に水道水を配給する「東京都有明給水所」に併設された水の科学館。

主に小学生を対象として、水道を中心に水の姿を体験、実験、発見できる施設。

また、約30分の地下探検ガイドツアーでは、実際に稼働中の水道供給施設を見学し、水道水が臨海副都心一帯に供給される仕組みを理解することができる。

娯楽性、ゲームに凝りすぎるあまり、「水の科学」というコンセプトとは少し遠い感があるが、子供達が水を知るきっかけ作りと考えれば仕方ないかも。

徒歩10分圏内に隣接する「虹の下水道館」とあわせて、休日に家族連れで訪れてみては如何だろう。
posted by 和田 at 07:11| Comment(0) | TrackBack(0) | ◆水を知る見学施設紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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